ポリシー

研究科の理念とアドミッション・ポリシー

修士課程

今日、生命科学は、人類の未来を切り開く先端科学として大きく変貌・発展しつつあります。本研究科は、このような世界的状況に対応して、世界最高水準の研究拠点の形成と次世代の生命科学をリードする人材養成を目的とし、平成11年にわが国初の生命科学系の独立研究科として発足しました。本研究科は、既存の諸分野における先端領域を真に融合しながら、生命の基本原理を構成する「細胞・分子・遺伝子」を共通言語として、多様な生命体とそれらによって形成される環境を統合的に理解し、生命の将来や尊厳にかかわる新しい価値観を作り出す独創的研究と教育を展開しております。

今後、ますます高度化・複雑化する生命科学に対する社会からの多様な要請に応えるべく、本研究科では、このような研究科の理念に共鳴し、生命科学の基礎学力と研究推進能力及び学術研究などにおける高い倫理性と責任感を持つ学生を広く求めています。特に、生命の尊厳を十分に理解しながら、既存の枠組みにとらわれない総合的・先端的な生命科学を築き上げる開拓精神に富む学生を歓迎し、以下のような人材の養成を目指します。

  1. 生命の基本原理を追求・発見し、新しい生命科学を推進する研究者。
  2. 地球環境保全と人類の健康・福祉・幸福を目指し、民間を含む多様な研究機関で社会に貢献する研究者・技術者。
  3. 多彩な生命現象全般を広く理解し、教育や産業・報道・行政を通じて社会に貢献する教育者・実務者。
  4. 国内外の生命科学関連分野の研究者等と議論することができる高いコミュニケーション能力を持つ研究者・教育者・技術者・実務者。

入学試験では、国際誌に発表された論文の読解が可能な英語の基礎学力の判定、分子生物学・細胞生物学・生化学など生命科学領域の一般知識を評価する筆記試験、入学希望分野の研究を遂行するための基礎知識等を評価する筆記試験に加え、判断力、思考力、コミュニケーション能力、主体性、倫理観を評価する口頭試問からなる学力考査を実施し、総合的に合格者を決定します。

博士後期課程

今日、生命科学は、人類の未来を切り開く先端科学として大きく変貌・発展しつつあります。本研究科は、このような世界的状況に対応して、世界最高水準の研究拠点の形成と次世代の生命科学をリードする人材養成を目的とし、平成11年にわが国初の生命科学系の独立研究科として発足しました。本研究科は、既存の諸分野における先端領域を真に融合しながら、生命の基本原理を構成する「細胞・分子・遺伝子」を共通言語として、多様な生命体とそれらによって形成される環境を統合的に理解し、生命の将来や尊厳にかかわる新しい価値観を作り出す独創的研究と教育を展開しております。

今後、ますます高度化・複雑化する生命科学に対する社会からの多様な要請に応えるべく、本研究科では、このような研究科の理念に共鳴し、修士課程での教育によって得た広い学識と高度な専門知識、研究推進能力及び学術研究などにおけるより高い倫理性と責任感を持つ学生を広く求めています。特に、生命の尊厳を十分に理解しながら、既存の枠組みにとらわれない総合的・先端的な生命科学を築き上げる開拓精神に富む学生を歓迎し、以下のような人材の養成を目指します。

  1. 生命の基本原理を追求・発見し、世界最高水準の新しい生命科学を推進する研究者。
  2. 地球環境保全と人類の健康・福祉・幸福を目指し、民間を含む多様な研究機関で先導的な役割を担う研究者・高度技術者。
  3. 多彩な生命現象全般を広く理解し、教育や産業・報道・行政を通じて先導的な役割を担う教育指導者・高度実務者。
  4. 高度な論理的説明能力とコミュニケーション能力を持ち、国内外に広く自らの考えを発信し、いろいろな分野で先導的な役割を担う研究者・教育指導者・高度技術者・高度実務者。

入学試験では、国際的なコミュニケーションに必須である英語の基礎学力の判定と、修士課程等での自身の研究成果のプレゼンテーション、さらに、判断力、思考力、コミュニケーション能力、主体性、倫理観を評価する口頭試問からなる学力考査を実施し、総合的に合格者を決定します。

生命科学研究科 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

修士課程

修士課程では、ディプロマ・ポリシーに掲げる目標を達成するために、専門科目の講義、特論、実習、実験、演習を適切に組み合わせた科目を開講します。また、留学生に対し英語による科目も提供します。具体的には以下の方針でカリキュラムを作成しています。

  1. 学士課程での教育によって得た基礎学力および専門性に基づき、生命科学領域全般にわたる幅広い学識と、専攻分野における研究能力と高度な専門性を必要とする職業を担うための基礎となる専門知識を涵養するとともに、広い視野から自己の研究を位置づけて「知の体系」を構築できるよう、既成の専門分野にとらわれない分野横断的に学修できるカリキュラムを編成・提供します。さらに、研究推進能力、研究成果の論理的説明能力、コミュニケーション能力、学術研究における高い倫理性と責任感を醸成するため、実習、実験、演習、チュートリアルを各研究室で行います。各科目の学修成果は、筆記試験、レポート試験、演習・実験・実習成果等から評価します。
  2. 研究指導、実践的教育を介して、学術上あるいは実際上生命科学に寄与する課題研究に積極的に取り組み、論理性のある修士論文を作成することを重視します。修士論文は、ディプロマ・ポリシーにそって、3名の調査委員により評価を行います。

なお、上記の方針で作成したカリキュラムはカリキュラムマップとして各科目内容の詳細はシラバスにおいて科目ごとに明示します。

博士後期課程

博士後期課程では、ディプロマ・ポリシーに掲げる目標を達成するために、より広い学識と高度な専門性を涵養するための講義の提供と研究室での研究指導を行います。また、留学生に対し英語による科目も提供します。具体的には以下の方針でカリキュラムを作成しています。

  1. 修士課程での教育によって得た広い学識と高度な専門的知識をさらに発展させるとともに、国際的に活躍できる自立した研究者に必要な基礎能力を学習できるカリキュラムを編成・提供します。さらに、研究指導のため、特別セミナー、特別演習を各研究室で行い、高度な研究企画・推進能力、研究成果の論理的説明能力、コミュニケーション能力、学術研究におけるより高い倫理性と強固な責任感を醸成します。各科目の学修成果は、筆記試験、レポート試験、演習・実験・実習成果等から評価します。
  2. 研究指導、実践的教育を介して、学術上あるいは実際上生命科学に寄与する課題研究に積極的に取り組み、新たな知の創生に貢献する博士論文を作成することを特に重視します。博士論文は、ディプロマ・ポリシーにそって、3名の調査委員と1名以上の専門委員により評価を行います。

なお、上記の方針で作成したカリキュラムはカリキュラムマップとして、各科目内容の詳細は、シラバスにおいて科目ごとに明示します。

生命科学研究科 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

修士課程

生命科学は、人類の未来を切り開く先端科学として大きく変貌・発展しつつあります。本研究科は、このような世界的状況に対応して、世界最高水準の研究拠点の形成と次世代の生命科学をリードする人材養成を目的とし、既存の諸分野における先端領域を真に融合しながら、生命の基本原理を構成する「細胞・分子・遺伝子」を共通言語として、多様な生命体とそれらによって形成される環境を数理科学的な視点を加えて統合的に理解し、生命の将来や尊厳にかかわる新しい価値観を作り出す独創的研究と教育を展開しております。

今後、ますます高度化・複雑化する生命科学に対する社会からの多様な要請に応えるべく、本研究科では、所定の年限在学し、カリキュラム・ポリシーに沿って設定した授業科目を履修して所定単位数以上の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で執筆した修士論文の審査および試験に合格するとともに、次のような目標を達成したものに修士の学位を授与します。

  1. 幅広い学識を備え、専攻分野における研究能力と、高度な専門性を必要とする職業を担うための高度な専門知識を習得している。
  2. 生命科学分野の学術研究における高い倫理性と責任感を備えている。
  3. 生命科学分野の学識と技術・能力を基盤として課題・テーマを設定し、それを解決・展開できる適切な研究推進能力を有している。
  4. それぞれの専門あるいは関連する領域の研究者に自らの研究成果をアピールし、相互に理解を深めるための適切な論理的説明能力とコミュニケーション能力を有している。
  5. 執筆した修士論文が論理的かつ明快に記載されており、さらに、研究目的の設定、それに対する実験の計画と遂行、その実験結果に対しする議論が、適切になされている。

博士後期課程

生命科学は、人類の未来を切り開く先端科学として大きく変貌・発展しつつあります。本研究科は、このような世界的状況に対応して、世界最高水準の研究拠点の形成と次世代の生命科学をリードする人材養成を目的とし、既存の諸分野における先端領域を真に融合しながら、生命の基本原理を構成する「細胞・分子・遺伝子」を共通言語として、多様な生命体とそれらによって形成される環境を数理科学的な視点を加えて統合的に理解し、生命の将来や尊厳にかかわる新しい価値観を作り出す独創的研究と教育を展開しております。

今後、ますます高度化・複雑化する生命科学に対する社会からの多様な要請に応えるべく、本研究科では、所定の年限在学し、カリキュラム・ポリシーに沿って設定した授業科目を履修して所定単位数以上の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上で執筆した博士論文の審査および試験に合格するとともに、次のような目標を達成したものに博士の学位を授与します。

  1. 研究者として自立して活動するため、あるいは高度な専門業務に従事するために必要なより幅広い学識と高度な専門知識を習得している。
  2. 生命科学分野の学術研究におけるより高い倫理性と強固な責任感を備えている。
  3. 生命科学分野の学識と技術・能力を基盤として独創的な課題・テーマを設定し、必要に応じて他の研究機関との共同研究を企画・実施してそれを解決・展開できる高度な研究企画・推進能力を有している。
  4. それぞれの専門あるいは関連する領域の研究者に自らの研究成果をアピールし、相互に理解を深めるための高度な論理的説明能力とコミュニケーション能力を有している。
  5. 執筆した博士論文が、学術上あるいは実際上生命科学に寄与する新しい発見もしくは概念等を示す研究成果を有している。

なお、学修・研究について著しい進展が認められる者については、在学期間を短縮して博士後期課程を修了することができます。

学位論文に係る評価基準

修士課程

生命科学に関する幅広い学識、専攻分野における優れた研究能力、そして生命科学の理解・発展に寄与する新しい発見もしくは試みが示されており、論理的かつ一貫性をもって記述されていること。

博士後期課程

生命科学に関する高度で幅広い学識、専攻分野における優れた研究能力、そして生命科学の理解・発展に寄与する新しい発見もしくは概念等が示されており、論理的かつ一貫性をもって記述されていること。