Education教育

教育の特色について

教育の特色について

 生命科学研究科では、文部科学省が支援する「魅力ある大学院教育イニシアティブ」事業のひとつとして、「生命科学キャリアディベロップメント」を提案し、平成18-19年度にかけてこのプログラムを実践してきました。さらに、平成20-22年度には、薬学研究科と共同で「大学院教育改革支援プログラム」として「実践的創薬戦略家養成プログラム」を提案し、これらのプログラムにそった教育を展開しました。平成23年度からは、「国際化拠点整備事業(グローバル30)」として、京都大学が行うK.U.PROFILEの一環で 「Global Frontier in Life Science」を提供しています。さらに、平成24-25年度は、「卓越した大学院拠点形成支援補助金事業」に採択され、博士後期課程の大学院生に支援を行いました。これらのプログラムは、以下に述べるように研究科の大学院教育を改革することを目的としたものです。私たちは、教育の改善は学生の建設的な意見・提案のフィードバックなしには、成し遂げることはできないと考えています。従って、本研究科学生諸君が、これらのプログラムについて理解するとともに、私たちとともに大学院教育の改善に向かって協力してくれるよう希望します。

大学院教育改革の骨子

1)大学院講義の充実

修士課程カリキュラム講義は、幅広い生命科学の諸分野や周辺領域を体系的に理解することを目的としています。また入学後すぐには、研究におけるルールやデータの正しい解釈のための方法論、サイエンス・ビジネスに関わらず共通するプロフェショナリズム、そして博士号取得者に対するキャリアパスの広がりについて理解を深めます。そして、生命科学を学ぶ者が知っておくべき生命科学と社会との接点、研究成果を社会に還元し共有する方法についての講義も充実させています。博士後期課程では、従来の各研究室における演習を基本とし、加えて、カリキュラム講義も行います。その一環として、大学院生が主体的にキャリアパスの探索を行い、各自が自身のキャリアについて具体的に探究します。身につけるべきスキルを明らかにしていくことで、キャリアの設計力・戦略的思考力を身につけます。

2)海外派遣及び実戦的生命科学英語コミュニケーション支援

研究成果が客観的な評価を受けるためには、それを英語論文として公表することはもちろんですが、国際学会、セミナー等で発表し、専門家と科学的な討論を深めることが重要です。英語を母国語としない研究者は、この点でハンディキャップがあるわけですが、従来の我が国の大学院教育は、このような学生のコミュニケーションスキルの修得にほとんど注意を払っていないのが現実でした。生命科学研究科では、研究成果を国際的に発信できるコミュニケーション能力の開発に力を入れています。その方策のひとつとして、大学院学生の国際学会発表等に対し、単なる渡航滞在費支援のみならず、発表スキルのアドバイスなども含めて総合的に支援します。

3)学生企画による研究討論会

日頃の実験におわれ、学生はともすると研究室にひきこもりがちです。しかし、同じあるいは異なる分野の学内外の学生に知己を得ることは、学生の視野を広めるばかりでなく、学問を開拓する同世代の同志として一生の財産となると期待されます。このようなきっかけとなるべく、学生が主体的に提案した研究討論会の開催を支援します。

4)複数指導教員による指導体制

従来、研究室配属を受けた学生は、もっぱら当該研究室の教員による指導を受け、他の研究室教員のアドバイスを受ける機会は必ずしも十分にありませんでした。しかし、さまざまなバックグラウンドをもつ複数の教員から視点の異なるアドバイスを得ることは、幅広い知識と経験、判断力をもつ学生を育てることに重要であると考えています。これらのアドバイスには、現在行っている研究はもちろん、その学生の経歴と興味から判断される学修すべきカリキュラム、将来の進路等に関することがらが含まれます。この目的のために、修士課程、博士後期課程の学生について主指導教員1名に加えて2名の副指導教員を担当させ、個々の学生のニーズに応えたきめ細かな指導を行います。学生諸君は、この制度を利用して、日頃触れる機会が少ない学問分野や生命科学者が活躍する場について積極的に学び、経験することを希望します。

5)Global Frontier in Life Science プログラムについて

政府によるこの事業は、各大学の機能に応じた質の高い教育の提供と、海外の学生が日本に留学しやすい環境を提供する取組のうち、英語による授業等の実施体制の構築や、留学生受け入れに関する体制の整備、戦略的な国際連携の推進等、日本を代表する国際化拠点の形成の取組を支援することにより、留学生と切磋琢磨する環境の中で国際的に活躍できる高度な人材を養成することを目的としています。
京都大学では、国際化拠点大学として「京都大学次世代地球社会リーダー育成プログラム(Kyoto University Programs for Future International Leaders:K.U.PROFILE:ケーユープロファイル)」と題し、京都大学が持つ世界最先端の独創的な研究資源を活かし、地球社会の現代的な課題に挑戦する次世代のリーダー育成のための教育を実践していきます。
生命科学研究科、医学研究科、薬学研究科の3つの生命系研究科は、京都大学のK.U.PROFILEの一環として、合同で、”Global Frontier in Life Science” というプログラムを平成23年度に始めました。このプログラムでは、全ての活動を英語で行い、国際性をもち最先端の生命科学・医薬領域の研究を担う人材の育成を目指します。なお、このプログラムに先行して、本年度より英語による授業の提供を行います。この授業は、留学生はもちろん全ての学生が受講できます。

Global frontier in life scienceのホームページ

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