高次生命科学専攻

高次遺伝情報学

研究概要

研究内容

プログラムされた細胞死(アポトーシス)について、アポトーシス実行因子カスパーゼ8の解析を中心に、胚発生におけるアポトーシスの生理的役割、あるいはアポトーシスの制御破綻が起因となる発がんや神経変性疾患等病気と関わる問題を、遺伝子・タンパク質から細胞、さらに個体レベルにわたって研究に従事しています。

具体的には、アポトーシス実行因子のカスパーゼとその関連分子について分子進化学的解析を進めることによって「細胞死の生物学的意義」を理解し、また様々なバイオセンサーを創出することで細胞死の出来事を可視化しさらにコンピュータ-シミュレーションやバイオインフォマティクスを開発・応用することによって「細胞死のシグナル伝達機構」の全容を明らかにし、そしてモデル動物(マウス・アフリカツメガエル・メダカ・サンゴ)を用いることで「細胞死の生体における生理的役割と病理学的発症機序」について解明することをそれぞれ試みています。また光遺伝学を応用して光刺激により人為的に細胞死を誘導できる手法の確立にも取り組んでいます。

主な研究項目

  • 分子進化学的解析による細胞死(アポトーシス)の生物学的意義の解明
  • 可視化とシミュレーションによる細胞死のシグナル伝達機構の解明
  • モデル動物を用いた細胞死の生体における生理的役割と病理学的発症機序の解明

メンバー

酒巻 和弘准教授

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アクセス

吉田キャンパス 医学部構内 医学・生命科学総合研究棟

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