b-4)シコニン生合成系の遺伝子発現調節に関する研究 | |
ナフトキノン系赤色色素シコニンの生産系が特異的に暗黒下で誘導されるモデルを用い、 代謝酵素系(4-ヒドロキシ安息香酸:ゲラニルトランスフェラーゼ等)の暗黒誘導、 及び遺伝子発現の光抑制メカニズムの解明に取り組み (Research Trends, Current Topics in Phytochemistry Vol. 1, 125-135,1997; Plant Biotech. 16(5): 335-342, 1999)、念願の4-ヒドロキシ安息香酸:ゲラニルトランスフェラーゼのcDNAが単離しました(J Biol Chem., 277;6240, 2002, PubMed=11744717)。 (写真はムラサキの培養細胞。左が通常培養に用いられる培地、右がシコニン生産に適した培地で生育させたもの。右の培養細胞ではシコニンが大量に生産されており、培地がシコニンの赤紫色に染まっている。) (今後、木質科学研究所矢崎研で維持されます) | |