高次生命現象を支える細胞の構築、リモデリング、そして長寿
発生において個々の細胞は、外界からのシグナルなどを解読し、様々な軸に沿った極性を発達させます。細胞が正しくデザインされ、かつそれに従って構築されてはじめて、誕生した器官に個体の行動や生存のために必要な巧妙な機能、例えば神経細胞であれば、その神経活動などが賦与されます。
さらに、個体の一生を通して、細胞は何度もリモデリング (remodeling) されます。つまり、「細胞のデザイン」は時期特異的に変更されるのです。昆虫の変態期は、リモデリングが集約されて起きる時期であり、組織の修復や再構築を調べるのに適した系です。細胞の設計図に従った構築と、状況に応じた柔軟なモデルチェンジに問題が生じてしまうと、我々は大きなトラブルに見舞われます。
私たちは神経細胞と上皮細胞に着目し、細胞のデザイン、そして構築からリモデリングまでを支える遺伝子プログラムを明らかにするために、ショウジョウバエやマウスをモデル生物として研究を行っています。従来の分子生物学的手法はもちろんのこと、多細胞体のダイナミックな時空間制御機構を解析するために、生体内イメージングの手法を工夫し、さらに、共同研究者の協力を得て数理モデル化などの解析を導入しています。
What's new
- 大倉洋之さん(エジンバラ大学教授、Wellcome Trust Senior Research Fellow, Wellcome Trust Centre for Cell Biology)のセミナーを開催しました。タイトルは " Oocyte-specific meiotic division apparatus" でした。皆様のご来聴ありがとうございました。大倉さんとの夕食会の様子を上村研写真集に掲載しました。(12/28)
- 藤森研究室から石さんを迎えてPR、そしてその夜は忘年会を開催しました。写真を上村研写真集に掲載しました(12/26)
- 下野さん、服部さん、上村さんが、新学術領域「ゲノム支援」拡大班会議に出席しました。下野さんはポスター発表をしました。(12/17-18)
- 第34回日本分子生物学会大会に春本さん、服部さん、松原さん、碓井さん、そして上村さんが参加しました。春本さん、服部さん、松原さんが口頭発表し、上村さんは若手教育ランチョンセミナーでパネリストとして参加し、HFSPシンポジウムで招待講演しました。卒業生の丹羽隆介さん(筑波大学)が、「日本分子生物学会若手研究助成富澤純一・桂子基金」 による研究助成受領の表彰式に出席しました。写真を上村研写真集に掲載しました。(12/13-16)
お知らせ
Link
連絡先
〒606-8501
京都市左京区吉田近衛町
京都大学医学・生命科学研究棟(G棟)
1階 118号室
京都大学大学院 生命科学研究科
多細胞体構築学講座 細胞認識学分野
e-mail tauemura■lif.kyoto-u.ac.jp
(■は@に、全角の.は半角にしてお送り下さい)
電話番号 075-753-9238
Fax 075-753-4265
(■は@に、全角の.は半角にしてお送り下さい)