岩澤成晃 博士後期課程学生 の論文が米国細胞生物学会雑誌 「Molecular Biology of the Cell」 の7月15日号に掲載され、さらに、雑誌の表紙を飾りました。

論文タイトル:R-Ras controls axon branching through afadin in cortical neurons
(R-Rasは大脳皮質神経細胞において、アファディンを介して分枝化を制御する)
著者:Nariaki Iwasawa, Manabu Negishi, and Izumi Oinuma
(岩澤 成晃、根岸 学、生沼 泉)

生体システム学

この研究成果は、神経細胞の軸索の枝分かれを担う新奇分子機構を明らかにしたものです。低分子量Gタンパク質、R-Rasは、アクチン細胞骨格結合タンパク質であるAfadinの機能調節を行うことで、分枝の促進を引き起こしていました。
この成果により、神経細胞の形態調節において、これまでに周知されていた RasーMAPキナーゼのキナーゼ経路とは別に、Ras タンパク質が細胞骨格結合タンパク質を直接制御するシステムがあることが明らかになりました。

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 画像の説明

培養2日目の大脳皮質細胞の細胞染色写真。
緑色はアファディン、赤色はアクチン細胞骨格を示している。
右上の挿入画像は、軸索先頂部の成長円錐の高倍率写真である。
アファディンはアクチン細胞骨格とともに、枝分かれ部分に集積している。

 

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