高次生命科学専攻

高次細胞制御学

研究概要

研究内容

当分野教授の杉田が大学院生だった頃(1980年代後半)は、タンパク質に対する免疫応答の分子機構の解明が飛躍的に進んだ時期でした。タンパク質断片であるペプチドがMHC分子と結合した複合体の結晶構造やそれを認識するT細胞受容体の遺伝子構造がセンセーショナルに発表され、免疫の最大の特長である抗原特異性の分子基盤がすべて解明された感がありました。杉田は、それらの研究成果を目の当たりにして、免疫の神秘が解き明かされてゆく感動を覚えるとともに、ひとりの臨床内科医として素朴な疑問を感じていました。「免疫系が特異的に認識する抗原は、タンパク質だけなのだろうか?」と。カンピロバクターと呼ばれる細菌に感染すると、糖脂質に対する免疫応答が起こります。全身性エリテマトーデスという自己免疫病では、核酸に対する自己抗体が産生されます。つまり、私たちの免疫系は、脂質や核酸に対しても特異的に応答する機構を有していると考えられますが、その詳細なメカニズムは不明でした。このような背景から、私たちの研究室では、免疫学的、細胞生物学的、構造生物学また脂質生化学的な手法を駆使して、脂質を標的とした新しい免疫システムの全容を解明し、感染症やがん、自己免疫病の理解を深めるとともに、「脂質ワクチン」の開発を目指した研究を展開しています。

主な研究項目

  • 免疫学
  • 細胞生物学
  • 構造生物学
  • 脂質生化学

メンバー

杉田 昌彦教授

msugita@infront.kyoto-u.ac.jp 教員情報

森田 大輔助教

dmorita@infront.kyoto-u.ac.jp 教員情報

水谷 龍明助教

mizutani@infront.kyoto-u.ac.jp 教員情報
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アクセス

吉田キャンパス 病院西構内 医生物学研究所2号館

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