蛋白質解析室の受託解析サービス
LC-MS/MSシステム(質量分析計:Q Exactive Plus, Thermo Fisher Scientific)で測定し、蛋白質同定ソフトMascot(Matrix Science)を用いたデータベース検索により解析を行います。
網羅的解析
例
タグ抗体(抗FLAG抗体など)や特異的な抗体等で着目する蛋白質をアフィニティー精製したときに共免疫沈降する蛋白質を同定したい。
特定バンドの同定
例
ある異なる条件で得られた検体をSDS-PAGEで展開すると特異的なバンドが見られたので同定したい。
ある蛋白質の翻訳後修飾を調べたい。
通常のSDS-PAGEに用いるLaemmliバッファー(サンプルバッファー)中に溶解した状態でサンプルをご準備ください。
SDS-PAGE、ゲルの染色・切り出し、トリプシンによるゲル内消化等のサンプル調製から測定・解析までお受けいたします。
料金(生命科学研究科所属の方、生命科学研究科以外の学内の方、学外の方)
解析の流れ

解析結果報告例
解析結果としてお返しするものは、ゲル染色図、Peptideファイル、Proteinファイルです。

Peptideファイル | サンプルA、Bの結果をシート毎に分け、ゲル番号1〜3の結果を上から並べて、行ごとにシグナルの詳細情報、ヒットしたペプチドの情報を記載しています。 詳細 | Peptide_SameSet例.xlsx Peptide例.xlsx |
Proteinファイル | Peptideファイルの一部を抽出し、蛋白質のリストにしたものです。 詳細 | Protein_SameSet例.xlsx Protein例.xlsx |
same-set proteinsを含んだファイルは、same-set proteinsが大量に含まれるとデータ量が膨大になり、見やすさには劣るかもしれませんが、見落としの可能性が少なくなります。
same-set proteinsを含まないファイルは、データ量が濃縮され見やすくなりますが、見落としが発生する可能性があります。
両者を適宜使い分けてご利用ください。 参考
内規
京都大学大学院生命科学研究科生命動態共用研究施設解析受託内規
お問合せ先
150proteomics*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
(*を@に変えて下さい)