海外派遣及び実戦的生命科学英語コミュニケーションプログラム
各々の研究をより深め発展させるには、得られた成果について、日本国内の学会などで発表することが第一段階として重要ですが、国際学会や国際セミナー等において英語で発表し、海外の専門家と科学的な討論を深めることも非常に重要です。
生命科学研究科では、研究成果を国際的に発信できるコミュニケーション能力の開発、発表技術の習得などに力を入れており、以下の支援を行っています。
項目 | 支援内容 |
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国際学会での発表 海外の研究室訪問 |
渡航滞在費(※2020年度実績) 1回の渡航につき上限30万円(学会派遣) 1回の渡航につき上限50万円(研究室派遣) 渡航前の外国人教員によるプレゼンテーション指導 |
語学力の向上 | TOEFL ITPテストの受験料補助(年1回まで) |
採用者数
年度 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
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研究室派遣(海外) | 3※1 | 5 | 3※1 | 0※2 | 0※2 | 0 |
学会派遣(海外) | 6※1 | 1 | 1※1 | 0※2 | 0※2 | 2 |
計 | 9※1 | 6 | 4※1 | 0※2 | 0※2 | 2 |
- 学会派遣後、引き続き研究室派遣した1名を含む。
- 2020年度および2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響により中止
参加レポートは、下記よりご覧ください。
Amgen Scholars Program
Amgen Scholars Programは、アメリカのアムジェン財団が資金を提供し、次世代のイノベーターを育成するためのサイエンス教育を実施する目的で、2004年にアメリカでスタートした国際的なプログラムです。2015年度から日本にも導入され、京都大学と東京大学の2校が主催校に選ばれています。
京都大学Amgen Scholars Programは、京都大学において最先端の研究現場を体験してもらい、次世代を担う科学者となるきっかけとすることを目的としています。本学6部局の20余りの研究室にて、海外からの留学生20名を受け入れ、生命科学研究科では、8研究室で参加者を受け入れています(2022年度実績)。

海外の大学との部局間交流協定及び部局間交流
生命科学研究科は、海外の大学との間で部局間学生交流協定等を締結し、学生の相互派遣を行っています。
種別 | 締結先 | 締結日 |
---|---|---|
部局間学生交流協定 | 国立台湾大学 | 2018年2月6日 |
部局間学術交流協定 部局間学生交流協定 |
モンゴル国立大学 | 2020年9月15日 |
部局間学術交流協定 部局間学生交流協定 |
米国ミシガン州立大学 | 2022年6月22日 2024年10月17日 |
また、国立台湾大学(NTU)のサマープログラムに学生を派遣しています。
NTUとの交流
年度 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|---|---|---|
NTUサマープログラムへの派遣 | 5 | 3 | 3 | 0※ | 0※ | 0※ |
NTU学生の受入れ | 3 | 0 | 5 | 0※ | 0※ | 0※ |
- 2020年度から2022年度は新型コロナウイルス感染症の影響により中止
参加レポートは、下記よりご覧ください。
遠隔講義
修士課程科目の一部で、海外(国立台湾大学、カリフォルニア大学サンディエゴ校)および国内(筑波大学)の他大学と共同で、英語での遠隔講義を行っています。
- Advanced Molecular and Cell Biology I
- Advanced Molecular and Cell Biology II
- Cancer Biology
- Cellular & Molecular Neuroscience

国際学生セミナー(International Student Seminar)
国際学生セミナーは、年に一度、生命科学研究科、ウイルス・再生医科学研究所(現・医生物学研究所)、薬学研究科の大学院生・若手研究者が主体となって企画・運営が行われます。2003年からスタートし、毎年世界から優れた若手研究者(大学院生・ポスドク)を招いて、生命科学研究科の学生・教員と国際的な交流を深めています。
本セミナーのもう一つの目的は、大学院生やポスドクといった若手研究者が、国際的な研究者へ成長することを後押しするイベントであることです。参加者の皆さんが、自らの研究について英語で発表し討論を行うことで、英語のプレゼンテーションやディスカッションのスキルを磨きます。さらに、国内外の若手研究者と交流することで研究に対する刺激を受け、新たな視点を手に入れることが出来るはずです。
以前の活動については、こちらからご覧ください。学生が中心となって企画した様子を感じていただけます。

スタディツアー
留学生のリフレッシュおよび日本文化の学習を目的として、スタディツアーを実施しています。スタディツアーには研究科の日本人学生や教員も参加し、研究室を超えた留学生相互、および日本人学生や教職員との交流の機会となっています。
