統合生命科学専攻

遺伝子伝達学

研究概要

研究内容

染色体は核酸/タンパク質複合体として全ての生物に存在し、遺伝情報伝達の中心的機能を果たしています。その遺伝情報は、生物一個体の形成に必須でありますが、それだけでなく種全体の維持にも必須であります。染色体の形態は生物種によって様々ですが、その機能の基礎的な制御機構は多くの点で共通していると考えられています。我々は分裂酵母をモデルとしてその機構の解析を行なっています。染色体の機能は複雑で、非常に多くの遺伝子によって制御されています。また、それらの遺伝子の多くは単独ではなく、他の遺伝子と物理的、あるいは機能的に相互作用する事により染色体の機能制御を行なっています。我々はこのような遺伝子群が形成するネットワークを見つけ出し、それらの作用機序を解析する事で染色体の制御機構の全体像を明らかにする事を目指しています。染色体の編成については、人工的に特定部位の染色体を改変した様々な変異株を作成し、染色体動態の変化を遺伝学的手法により解析しています。

主な研究項目

  • 増殖欠損突然変異株の分離
  • 増殖欠損突然変異株の遺伝的相互作用の解析
  • 人工的改変による染色体機能の解析

メンバー

中世古 幸信准教授

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アクセス

吉田キャンパス 医学部構内 医学・生命科学総合研究棟

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