高次生命科学専攻

高次生体統御学

研究概要

研究内容

神経変性、癌および肥満関連疾患のようなヒト疾患の動物モデルおよび生体内代謝イメージング技術を用いて,このような疾患の分子基盤を解明し,それらを治療または予防するための新しい戦略を開発することを目的とします。

ライフサイエンス研究の大きな特徴の一つは、基礎研究から得られる成果が、理想的には社会の利益に直結することです。このような観点から、科学的意義の高いトピックを扱うことに加え、研究成果から神経変性疾患、がん、肥満関連疾患の治療法開発に貢献することを目指しています。

科学教育についても同様の考え方を持ち、実践的な研究能力の強化に加え、個人の発想を論理的かつ効果的に伝え、創造性を育むことにより、21世紀のライフサイエンス研究の中核を担うオピニオンリーダーの育成を目指しています。

主な研究項目

当分野は、生体における高次統御系の研究として以下の3つのヒトの疾患をとりあげ、これらの疾患で、どのように生体統御系が破綻しているかを研究している。

 

  1. アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病などの神経変性疾患で、神経細胞の生存や機能の維持が破綻する分子メカニズムの解明とその予防・治療を目指した研究。
  2. がん細胞で破綻している細胞死のメカニズムを解明し、その破綻を修復することによって、がん細胞特異的に細胞死を引き起こす新しい治療戦略を樹立することを目指した研究。
  3. 肥満・糖尿病で破綻している生体内でのエネルギー・脂質代謝の調節機構を核内受容体の作用という視点から解明することを目指した研究。

メンバー

小田 裕香子教授

oda.yukako.6r*kyoto-u.ac.jp 教員情報

今村 博臣准教授

imamura.hiromi.7a*kyoto-u.ac.jp 教員情報

小川 慶悟特定助教

ogawa.keigo.8h*kyoto-u.ac.jp 教員情報
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アクセス

吉田キャンパス 医学部構内 先端科学研究棟

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