統合生命科学専攻

生体情報応答学

研究概要

研究内容

永尾グループ

植物の二次代謝産物は、植物の生存には必須ではないですが、日光や乾燥、外敵から自身を守ったり、情報交換をするために使われています。植物の二次代謝産物には、例えば、お茶に含まれるカテキンなどのように、ヒトの健康生活にとって有用な機能性成分があります。当グループでは、様々な植物抽出液から、色々な機能性評価系を用いて、ヒトにとって有用と考えられる機能性成分の単離・同定と、その作用メカニズムの解明を行い、ヒトの健康生活に役立てるべく研究を進めています。

神戸グループ

亜鉛や鉄、銅は、生体内に微量しか存在しないにもかかわらず、極めて多様な生理機能を発揮します。我々が生存するためには、これら微量ミネラルを欠くことができません。微量ミネラルは、食事から吸収された後、全身の細胞へ運ばれ機能します。その代謝は非常に厳密に制御されており、様々なタンパク質が機能しています。特に、細胞膜において直接ミネラルを輸送するトランスポーターは、微量ミネラルの代謝において極めて重要です。当グループでは、これらトランスポーターを解析することで、微量ミネラルの生理機能を明らかにする研究を実施しています。特に、亜鉛については、その生理機能の理解を深めると同時に、健康維持・増進に活用するため、亜鉛の吸収を高める食品因子の探索などの応用研究も実施しています。

主な研究項目

  • 天然物からの有用な生理活性物質の単離・同定
  • 微量ミネラルトランスポーターの生理機能の解明
  • メラニン生合成における金属の役割
  • 亜鉛欠乏の予防を目的とした食品科学的研究

メンバー

永尾 雅哉教授

nagao.masaya.7e*kyoto-u.ac.jp 教員情報

神戸 大朋准教授

kambe.taiho.7z*kyoto-u.ac.jp 教員情報

西野 勝俊助教

nishino.katsutoshi.7x*kyoto-u.ac.jp 教員情報

西藤 有希奈特定助教

nishito.yukina.2r*kyoto-u.ac.jp 教員情報
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アクセス

吉田キャンパス 北部構内 農学・生命科学研究棟

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