メンバー
松田 道行教授 |
matsuda.michiyuki.2c*kyoto-u.ac.jp 教員情報 |
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小林 妙子准教授 |
kobayashi.taeko.7e*kyoto-u.ac.jp 教員情報 |
幸長 弘子助教 |
yukinaga.hiroko.3n*kyoto-u.ac.jp 教員情報 |
山平 真也特定講師 |
yamahira.shinya.4s*kyoto-u.ac.jp 教員情報 |
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アクセス
吉田キャンパス 医学部構内 医学部F棟
松田グループ 研究概要
研究内容
細胞は何千と言う情報を細胞膜で受容するが、細胞内情報伝達系はそれほどの数があるわけではありません。当研究室では、細胞内情報伝達で中心的な役割を担うタンパク質リン酸化酵素やGタンパク質の活性を細胞内で可視化するため、FRETの原理に基づくバイオセンサーを世界に先駆けて開発してきました。そして近年は、FRETを利用して分子活性を一細胞レベルで光操作するツールの開発にも成功しました。これらの分子ツールを駆使して顕微鏡下の細胞と「会話」を行いながら、生命システムの謎に迫ります。さらに、バイオセンサー発現マウスの様々な器官・組織を多光子顕微鏡観察することで、情報伝達系と細胞の生理機能、および病気との関連も明らかにします。
※現在、学生募集は行っておりません
主な研究項目
- 細胞内情報伝達系を可視化する蛍光・発光バイオセンサーの開発
- 生きた細胞、生きたマウスでの細胞内・細胞間情報伝達研究
- 膵がんのライブイメージング
- グリア細胞のライブイメージング
小林グループ 研究概要
研究内容
大人の脳の中にも神経幹細胞が維持されており、新しくニューロンを作り出すことが出来ますが、そのほとんどが増殖を停止した休眠状態にあり、機能していません。なぜ脳内の多くの神経幹細胞細胞が休眠する必要があるのか、そして、どのように休眠と活性化のバランスを保っているのかなど、多くのことが不明です。加齢と共に休眠からの再活性化は起こりにくくなることから、「休眠」のメカニズムを理解することは加齢に伴う脳機能の維持にも重要です。我々は、リソソームが成体神経幹細胞の休眠を制御することを見出してきました。近年はリソソームに加え、プロテオスタシス、細胞外分泌小胞、脳組織のかたさなどの環境による休眠制御について解析を進めています。
※学生募集を行っております
主な研究項目
- 成体神経幹細胞のプロテオスタシス制御
- 成体神経幹細胞のリソソームによる休眠制御
- 脳組織の硬さによる幹細胞制御
- 細胞外分泌小胞による休眠制御