- SUMMER SCHOOL & SPRING SCHOOL
- 現地開催
Spring School 2025
来たれ、未来のノーベル賞科学者!!
「早い段階で研究に触れ、将来のビジョンを形成しやすくする」ことを目的としたラボ体験イベントを開催いたします。
研究経験がなくても大丈夫!あなたの興味ある研究室で、先生と相談しながら一人ひとりにあった活動内容を決定します。
- 研究にちょっと興味があるあなた!!
- 生命科学に関心をもっているあなた!!
- 本気でノーベル賞を目指したいあなた!!
春休みに生命科学研究科で「研究の魅力」を是非体験してみませんか?
<概要>
◆対象者
京都大学の学部1~3回生(学部不問)
◆開催期間
2025年3月3日(月)~ 3月21日(金)
※実際の活動日程・時間は各配属先と調整可能です。
例年サークルやアルバイト等と両立しながら参加している学生も多くいます!
開催期間の詳細
日程 | 内容 |
---|---|
2025年3月3日(月) | 初日ガイダンス |
2025年3月3日(月)~ 3月20日(木) | 研究活動期間 |
2025年3月21日(金) | 最終日プログラム(修了式・情報交換会) |
◆参加研究室
分野名をクリックすると各研究室のHPに飛びます。
細胞周期学 | 青木 一洋 教授 | 細胞の増殖や癌化などに関わる細胞内シグナル伝達系を蛍光タイムラプス顕微鏡で可視化し、画像解析により情報を抽出するという一連の流れを体験していただきます。また得られた結果について、研究室のみなさんと一緒に議論し、研究活動に触れていただければと思います。
(受け入れ予定人数:2名まで/活動時間の目安:10時~17時の間で応相談) |
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生態進化学 | 東樹 宏和 教授 | 次世代DNAシーケンシングや顕微鏡観察で生物種の多様性や生物種同士の共生・寄生関係を分析します。バイオインフォマティクスや統計分析等、データサイエンスの体験もできます。菌根菌や昆虫・魚類に共生する微生物の他、幅広い生物に対応可能です(分析したい生物があればご相談ください)。
(受け入れ予定人数:5名程度まで/活動時間の目安:10-18時の間(応相談)) |
神経発生学 | 見學 美根子 教授 | 脳発生過程の細胞の再配置や結合形成をイメージングし、分子機構を解析する。最先端の顕微鏡を用いた観察を主体とする研究です。 (受け入れ予定人数:1名/活動時間の目安:応相談) |
細胞動態生化学 | 鈴木 淳 教授 | 細胞の恒常性制御・並びにその破綻による疾患に関して自身のプロジェクトを持ち研究を行います。実験デザイン、実際の実験、ディスカッション、研究室でのプレゼン(英語)を通して研究を体験します。楽しんで下さい。 (受け入れ予定人数:1-2名/活動時間の目安:応相談) |
微細構造ウイルス学 | 野田 岳志 教授 | インフルエンザウイルスを人工合成してみませんか?合成したウイルスの増殖能の測定や蛍光顕微鏡を用いたウイルスタンパク質の細胞内動態解析、ウイルス粒子の精製や電子顕微鏡を用いたウイルス粒子の微細構造解析などを通じて、ウイルス研究の基礎を学びましょう! (受け入れ予定人数:1-2名/活動時間の目安:10時~17時(応相談)) |
分子病態学小幡研究室 | 小幡 史明 准教授 | ショウジョウバエを利用し、ミネラルやビタミン、アミノ酸などの栄養素に対する個体応答を研究しています。完全合成餌を利用した栄養操作、代謝分析、遺伝子発現・摂食行動・ストレス耐性解析などを学んで頂けます。 (受け入れ予定人数:1-2名/活動時間の目安:応相談) |
生体システム学 | 木村 郁夫 教授 | 遺伝子改変マウスを用いて、食や栄養あるいは性ステロイドホルモンが関係する肥満などのエネルギー代謝関連現象の研究を行っています。詳細は研究室HPを見てください。 http://www.biosystem.lif.kyoto-u.ac.jp/ (受け入れ予定人数:1-2名/活動時間の目安:応相談) |
システム機能学 | 井垣 達吏 教授 | ショウジョウバエをモデル生物として用い、新しいタイプの細胞間コミュニケーション(細胞競合)の分子機構やその役割(がんや組織恒常性維持)に関する解析を行います。モザイク解析、免疫組織染色、顕微鏡観察、画像解析などを行い、実験結果についてディスカッションして解釈・考察を行います。 (受け入れ予定人数:1-2名/活動時間の目安:10:00~17:00の間(応相談)) |
高次生体統御学 | 小田 裕香子 教授 | 細胞間接着の制御による多細胞生物の構築・維持・修復機構に関して、培養上皮細胞やマウス上皮組織を用い、染色、顕微鏡観察、画像解析などの実験を実際に行います。得られた結果について一緒にディスカッションすることで研究を体験していただきます。 (受け入れ予定人数:3名まで/活動時間の目安:9~18時の間で応相談) |
染色体継承機能学 | CARLTON, Peter 准教授 | モデル生物線虫を用いて、精子と卵子を生み出す減数分裂を制御する分子メカニズムについて、一緒に考え、実験を学び、研究発表します。 免疫染色と高解像度顕微鏡を用いたイメージングとその画像解析技術を学び、精巧で美しい細胞の世界を覗いてみませんか? 本研究室では、英語が公用語ですが、実験指導は日本語で行います。国内留学の環境と、日本語での技術指導の両方を体験できます。 (受け入れ予定人数:3名まで/活動時間の目安:応相談) |
脳機能発達再生制御学 | 今吉 格 教授 | 脳神経系の発生や回路研究に必要な実験を体験して頂きます。
1. 神経幹細胞の培養と、ニューロンやグリア細胞への分化誘導実験。 2. マウス成体脳組織の解析。脳サンプリング、切片作製、抗体染色、蛍光顕微鏡撮影など。 3. 恐怖条件付け課題、もしくは、空間記憶学習課題など、マウスの認知機能評価のための行動実験やデータ解析。 (受け入れ予定人数:4名程度まで/活動時間の目安:応相談) |
ゲノム損傷応答学 | 安原 崇哲 教授 | 細胞が種々のストレスに対してどのように応答し、恒常性を保っているのかを分子レベルで明らかにします。分子生物学、細胞生物学の基本的な手法によって、実際にどのようにして実験を進めていくのかを体験できます。 (受け入れ予定人数:1-2名/活動時間の目安:応相談) |
がん細胞生物学 | 原田 浩 教授 | がん細胞の低酸素応答機構や悪性形質獲得機構の解明に繋がる培養細胞を対象とした研究。または、生体の低酸素応答機構や代謝機構の破綻に起因する疾患の病態解明に繋がる遺伝子改変マウスを対象とした研究 (受け入れ予定人数:1-2名/活動時間の目安:9-18時を基本としていますが、応相談。) |
生体動態制御学 | 朝長 啓造 教授 | ヒトや動物に感染するRNA ウイルスを中心に複製機構や病原性の解析を行っています。また、ウイルスの人工組換え技術を利用した遺伝子細胞治療用の新規ウイルスベクターの開発研究を進めています。Spring Schoolでは、培養細胞や分子生物学的手法を用いたウイルス研究の基礎を学んでもらいます。 (受け入れ予定人数:1-2名/活動時間の目安:応相談) |
生体適応力学 | 安達 泰治 教授 | 圧力などの「力」に対する細胞・分子の振る舞いに着目して、ひとつのテーマを進めてもらいます。種々の力学計測・解析手法を学んでみたい方、特に力学・物理学から生物学に興味をもつ方は、ぜひご参加を! (受け入れ予定人数:1-2名/活動時間の目安:応相談) |
メカノセンシング生理学 | 野々村 恵子 教授 | 機械受容(メカノセンシング)を担う感覚神経を可視化する技術を用い、マウスの皮膚や肺などに対し顕微鏡観察を行います。得られた結果について考察やディスカッションなどを行い、研究を体験していただきます。 (受け入れ予定人数:1-3名/活動時間の目安:応相談) |
<参加申込>
◆申し込みにあたり注意事項
・参加にあたり学研災(学生教育研究災害傷害保険)・付帯賠責(学研災付帯賠償責任保険)へ加入していることが条件となります。(保険の詳細についてはこちら)
・新型コロナウイルスの感染再拡大等、不測の事態が生じた場合は、状況によっては開催方法を変更または開催を中止する場合があります。
・活動スケジュールは配属先研究室と調整していただきますが、参加できない日程が複数ある場合には、事前に参加を希望する研究室にメールで相談していただくことをおすすめします。
・配属の決定については、志望動機等を総合的に考慮して決定いたします。申込人数によっては希望に添えない場合がありますのでご了承ください。
◆申し込みフォーム
参考
問い合わせ先
京都大学大学院 生命科学研究科教務掛
MAIL: 150kyomu*adm.lif.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)