統合生命科学専攻

細胞認識学

研究概要

研究内容

動物の発生における環境適応のメカニズムを研究しています。主要な環境要因の一つは、動物が食餌や共生微生物から得る栄養です。我々のゲノムには、日々変動する栄養素のバランスに柔軟に適応して、成長、生殖、そして老化を調節するプログラムが書き込まれており、その実体を解明しようとしています。また、環境からの異なる感覚入力を区別して神経活動へと符号化し、選択的な行動パターンを生成する神経回路の動作原理も研究しています。さらに、胚発生において器官を正確に構築する仕組みや、宿主の性を操作する内部共生細菌の働きも研究しています。各種オミックス、光遺伝学、電気生理学、生体内イメージングを含めた多彩なアプローチを用いて研究しています。

主な研究項目

  • 成長から老化まで:栄養環境への適応機構と共生微生物の役割
  • 感覚入力から定型的な行動を生成する神経回路
  • 遺伝子-細胞-個体をつなぐ胚発生システム
  • 内部共生細菌による生殖操作のメカニズム

メンバー

上村 匡教授

uemura.tadashi.5m*kyoto-u.ac.jp 教員情報

碓井 理夫講師

usui.tadao.3c*kyoto-u.ac.jp 教員情報

服部 佑佳子助教

hattori.yukako.3e*kyoto-u.ac.jp 教員情報

春本 敏之特定助教

harumoto.toshiyuki.5c*kyoto-u.ac.jp 教員情報
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研究紹介動画

アクセス

吉田キャンパス 医学部構内 医学・生命科学総合研究棟

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