高次生命科学専攻

クロマチン動態制御学

研究概要

研究内容

生体を分子で構成された機械に例えて、細胞増殖や分化など、多彩な生命現象を分子レベルで解析し、決定論的にその仕組みを表現することが、現代の生化学/分子生物学の一つの潮流になっていると思います。その一方で、バイオイメージング技術や単一細胞解析の進展により、生体内での分子動態とそれに伴う生体応答には、精密さを求める機械とは異なり、予想以上に分子の揺らぎと細胞レベルでのバラツキが存在することが明らかになってきました。生体には、揺らぎやバラツキを許容し、むしろ活用しながら、様々な環境変化に対応するための巧妙な仕組みが存在していることが伺えます。この仕組みとは如何なるものか?揺らぎやバラツキなど、生き物らしさに視点をおいた研究を生化学と数理的アプローチを統合させて展開しています。

主な研究項目

  • ゲノム損傷応答のクロマチン動態制御
  • 細胞老化シグナルにおけるエピゲノム解析
  • エネルギー代謝におけるクロマチン制御機構の解明

メンバー

井倉 毅准教授

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アクセス

吉田キャンパス 医学部構内 生命科学研究科附属放射線生物研究センター

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